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眼科/視力:サングラスとは~太平洋戦争中における日本でのサングラス

サングラスの定義

サングラスは、直射日光や紫外線から目を保護するためにかける、色のついたレンズを持つ眼鏡です。
通常、眩しさや紫外線を低減するために着用されます。
日本では、サングラスは家庭用品品質表示法の適用対象であり、特定の基準を満たす必要があります。
家庭用品品質表示法???
家庭用品品質表示法は、消費者が日常使用する家庭用品に関して、事業者が表示すべき品質についての事項や表示方法を定めた法律です。
この法律の適用対象となるのは、消費者が購入時に品質を識別することが困難であり、かつ品質を識別することが特に必要とされる商品です。

具体的には、以下の4部門の政令または府令で指定された商品が対象です。

●繊維製品: 一般的な衣類や布地などが含まれます。
●合成樹脂加工品: 合成樹脂を使用した製品が含まれます。
●電気機械器具: 家庭用の電化製品が含まれます。
●雑貨工業品: 上記のカテゴリーに含まれないその他の家庭用品が含まれます。

これらの商品は、品質表示が不十分で消費者の利益が害される可能性があるため、
適切な情報提供を受けることができるように規制されています。
また、輸入品についても国産品と同様に適正な表示が求められます。

サングラスの機能(一般的な機能として)

【サングラスの機能としては】
●偏光フィルターを用いたものは偏光グラスと呼ばれ、水面や雪面で反射してくる光を選択的に反射できるため、スポーツや釣りなどに使用されます。
 また、”色が濃いほど紫外線を低減する能力が高いわけではなく”透明でもUVカット加工を施した眼鏡も存在します。

●サングラスは、健康上の理由で日光から目を守るために使用されることが多いですが、ファッションアイテムとしても人気があります。

サングラスの歴史

サングラスの歴史は古く、その起源は完全には明らかではありませんが、いくつかの説があります。

●古代ローマ時代には、皇帝ネロがエメラルドを通して闘技場の試合を見たという話があります。
●12世紀の中国では、裁判官が表情を隠すために”スモーキークォーツ”を使用した黒っぽい眼鏡を着用していたとされています

スモーキークォーツ

スモーキークォーツは、水晶の一種で、石英グループに属する鉱物の変種。
煙水晶(けむりすいしょう)ともいう。

サングラスの普及

大量生産された最初のサングラスは、1929年にアメリカの事業家サム・フォスターによってもたらされたようです。

映画俳優や文化人がサングラスを掛けるようになると、一般層にも急速に広まったと言われております。
特に第二次世界大戦後は、パイロット用サングラスが一般市場に流通し始め、サングラスはファッションアイテムとしても定着していったと言われております。

第二次世界大戦中のサングラス

第二次世界大戦中のサングラスは、特にパイロット用として重要な役割を果たしました。
当時、航空パイロットは高度な飛行中に強い日差しと紫外線から目を保護するためにサングラスを必要としていたそうです。
このニーズに応える形で、アメリカン・オプティカルやレイバンといったブランドが軍用サングラスの開発に力を入れ、
量産を行ったと言われております。

これらのサングラスは、戦闘機パイロットの間で広く使用され、その後、一般市場にも流通するようになりました。
特にレイバンのアビエーターは、ティアドロップ型のデザインが特徴で、マッカーサー将軍が着用したことで有名になりました。
また、イタリアのペルソールも、イタリア空軍に納入していたことで知られています。

太平洋戦争時における日本でのサングラス【「鷲の目」型航空眼鏡】

南方戦線で一部に使われたサングラスタイプの航空眼鏡(日満工業製)があったそうです。
零戦(ゼロ戦)搭乗員が実際に使用していたものが残っているそうです。
※褐色のものもあるが、現存数はきわめて少ないらしい。
” 旧日本空軍 鷲の目型航空眼鏡 ” で検索すると実際の写真を探すことができます。
この鷲の目型航空眼鏡は、海軍航空隊の各種実験にも携わっていた横須賀海軍航空隊がまとめた「海軍航空被服」の書類によると「鷲の目型航空眼鏡」と呼ばれ、横須賀海軍航空隊で研究を重ねたものをメーカーの日満工業合資会社に委託してつくらせたものがあったそうです。

パイロット用ゴーグルとして世界で初めて、極薄の2枚の曲面ガラスを貼り合わせることで割れたときの飛散を防ぎ、
広い視界を確保するとともに、凝った造りの通気孔を設けて曇りにくさを実現、
顔に当たる部分はクッションの入った肌触りのよいビロードを用い、顔にフィットする着け心地だったようです。

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